

仕事帰りの時間つぶしお散歩タイム。
今日立ち寄ったのは、青山一丁目駅の近くにある(住所は赤坂)コーヒー屋さん「CONNEL COFFEE(コーネルコーヒー)」。
このお店は「草月会館」と言う大きな建物の2階にあって、
今まで存在を全く知らなかった。
と言うのも、青山通り沿いを歩いていると突如現れるスケールの大きな建物がその「草月会館」で
新しいような歴史的なような、モダンだけど重厚で…(?)
なんだかものすごく近寄りがたい建物なんです。
建物の前には「草月」と彫ってある巨大な石碑のようなものがドーーーンと鎮座している。
正面の巨大なガラス面からは、高い吹き抜けの空間に石のようなものが積み重なって、丘の様な不思議な形状を作り出しているのが見える。
その丘には、通りかかるたびに人がたくさん登って(?)いて、とにかく謎多き場所。
ずっと国を裏で操る巨大組織の本部か何か(中2の病ですか)だと思っていた。
でも今日は裏道をくねくね歩いていたおかげで、この建物正面の威圧的風貌に睨まれず
「CONNEL COFFEE(コーネルコーヒー)」さんの看板を見つけることができた。
高ぶる気持ちを押さえつけ、慣れたそぶりで踏み込む「草月」。
私、この国家秘密組織の一員ですよ、と。
いやいや、「草月」ってなんなんですカーーーーー???
内心錯乱しながら行き着いたお店は、すごくおしゃれで洗練された空間だった。
重厚な建物とするっと気持ちよく馴染んでいるのに、
重厚さに気後れしてしまう様な重苦しい空気感が一切ない、洗練されているのにオープンでカジュアルな雰囲気。
ここ、すごく好きなんですけども。
無機質なイメージが強い石の建物の中に、ふんだんに使われた深くてあったかい色合いのウッド。
そして全面ガラス張りの窓からは、隣の公園の鬱蒼とした緑が全画面いっぱいに広がっている。
まさに都会のオアシス的空間。
吹き抜け部分が多く、立体的な作りのエントランスから繋がっている2階のこの場所は、
天井も高くて開放感も抜群。
いろんな奇跡的要素が合間って、一気にこの空間にぞっこんです。
コーヒーも、酸味と深みのバランスが良くてすごく美味しかった。
アイスコーヒー(¥430)を頼んだのだけど、カップの周りにくるっと巻かれた乳白色のフィルムパッケージもとっても可愛い。
でね、今回色々気になる点が多かったのでね、調べてみたんだけどね。
以下の通りだよ。
●「草月会館」ってなんですカーーー?
「いけばな草月流」の一般財団法人「草月会」という組織が所有する建物だそうです。
ホールや展示スペース、生け花のお教室など、いろんな施設が入っている様ですよ。
今日は丁度、世界的ブランドの腕時計の展示会をやっていて、
きらびやかなショーケースが多数並んでいたよ…。
この展示スペースが、石の丘登山の真相だった模様。
建物の建築も、エントランスの石の丘も、それぞれ日本が誇る有名な方々が手掛けられたそう。
気になった方はここを見てみてね。
●「CONNEL COFFEE(コーネルコーヒー)」について
ここのお店もまた面白かった。
気仙沼でコーヒーを作っている「mother port coffee」と
クラウドファウンディングなどを運営する「ミュージックセキュリティーズ」と
デザインオフィスである「nendo」の3社が一緒に運営しているんだって。
それぞれとても興味深い会社です。
「nendo」に関しては、以前からずっと気になっている、奈良にある古墳をモチーフにした施設「天理駅前広場 CoFuFun」を手掛けている会社だった。
もう、色々興味しんしん。
面白い。
建築以外も幅広く手掛けておられるようなので、ぜひ。面白いよ。。
やっぱり歩くと色々なこと、もの、人に出会えるし
視野も広がります。
楽しい。
東京散歩。